キムチの栄養価・健康効果は?食べ過ぎるとどうなる?

大山白菜キムチ 10Kg

 

朝鮮半島の保存食として生まれたキムチ。

今となっては日本の食生活にも定着し、良き食事のお供となっています。

本記事ではそんなキムチの栄養価や健康効果、食べ過ぎのデメリットなどキムチに関する情報をまとめています。

 

キムチに含まれる栄養素・成分

乳酸菌

乳酸菌とは発酵によって糖から乳酸をつくる微生物の総称で、腸内の悪玉菌の繁殖を抑えるため腸内環境を整える働きがあります。

便秘の改善やコレステロール値を下げる効果などもあり、継続的に摂取したい栄養素ですね。

人体に有益な効果をもたらすため”善玉菌”と呼ばれる場合もあり、キムチ以外にはヨーグルトやチーズなどにも含まれていますよ。

 

ビタミン

 

キムチにはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどさまざまなビタミン類が含まれています。

ビタミン類は加熱処理によって栄養素が減ってしまうものも多いのですがキムチは非加熱で作る場合がほとんどのため、ビタミンを壊さずに摂取できるのでうれしいポイントです。

カプサイシン

カプサイシンには体内のコレステロールや老廃物の排出を促進させるはたらきが見込まれているため、生活習慣病の予防に効果が期待できます。

ほかにも体温の上昇や発汗作用、辛味によって塩分量が少なくとも薄味を感じさせない、アドレナリンの分泌を高め脂肪燃焼効果を高めるなどの報告もあり、ダイエット中の方にはうれしい成分ですね。

 

食物繊維

キムチに使われる野菜といえば、最初に浮かぶのが白菜かと思います。

白菜には食物繊維が含まれており、血糖値上昇の抑制や、血液中のコレステロール濃度の低下、腸内環境を整えるなど、乳酸菌と同様さまざまな効果が期待できます。

 

キムチと食べ合わせの良い食材

キムチ×納豆

キムチには乳酸菌が含まれていると記載しましたが、納豆にはオリゴ糖が含まれており、オリゴ糖は乳酸菌の餌になるため、相性がとても良いです。

さらに納豆に含まれるナットウキナーゼには血栓を溶かす働きがあるため、心筋梗塞や脳卒中を危惧している方は積極的に摂取したい栄養素ですね。

 

キムチ×チーズ

キムチのみではカルシウムやたんぱく質が不足してしまうのですが、チーズと一緒に食べることで不足している栄養素を補うことができるそうです。

キムチ・納豆・チーズをのせたトーストなどにするとたくさんの栄養を一気に取り入れることができるため、おすすめのレシピとなっていますよ。

 

キムチを食べる際の注意点

キムチに限ったことではありませんが、どんな食べ物でも食べ過ぎは禁物です。

キムチには唐辛子がたくさん含まれていますので、カプサイシンのとりすぎは胃腸に強い刺激を与えてしまいます。

過剰に摂取してしまうと味を感じにくくなってしまったり、高血圧などの症状が出る場合もありますので1日50gを目安として適量を食事に取り込むと良いようです。